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納得できない話 [小学校]

前にも書きましたが、私の家から小学校までは1キロくらいありました。

学校の帰りによくやっていたことですが、
学校を出てから、近所の同級生4~5人でじゃんけんをして
負けた人が全員のランドセルを持って歩くという遊びがありました。
私たちはそれを「かばん持ち」と呼んでいました。
2~300メートル進むと、再びじゃんけんをして負けた人がかばんを運ぶ
という具合です。

小学3年生の新学年の始まった日のことですが、
帰りに4~5人の同級生で「かばん持ち」をすることになりました。
じゃんけんをして私が負けましたので、
私が全員のランドセルを持って歩き始めました。

2~300メートルくらい進んで、私は、「じぇんけんをしよう」と言いました。
しかし、一番発言力のあるM君が「まだだよ」と言ったので、
しかたなく私はそのまま歩き続けました。

しばらく進んでから私は再び、「もうじゃんけんしようよ」といったのですが、
M君の「まだまだ」という言葉により、じゃんけんは行われませんでした。

その後も私は「もうじゃんけんしないとおかしいよ」ということを言ったのですが、
受け入れられず、結局、家の近くまでランドセルを運び続けることになってしまいました。

そして、次の日になり、帰る時にまた「かばん持ち」をすることになりました。
私は当然じゃんけんをするものだとばかり思っていたのですが、
M君は私に「昨日負けたんだから今日もだよ」と言って
私にランドセルを持たせようとするのです。
私は抵抗したのですが、M君にごり押しされてしまい、
結局、全員のランドセルを持って歩き始めることになりました。
その日も家の近くまで私が全員のランドセルを持ち続けました。

その次の日も帰りに昨日と同じことが繰り広げられ、
「おとついじゃんけんで負けたから」という理由で
私は全員のランドセルを運びました。

その次の日も「この前じゃんけんで負けたから」という理由で
ラントセルを運びました。

その次の日も。

その次の日も。

日曜日は学校が休みですから当然ありませんでしたけど、
それ以外はずっと続きました。

私は何度もこのおかしな状況を訴えたのですが、
かばんを持たせようとする同級生は聞き入れませんでした。

いつまでこれが続いたと思いますか?

3月、3年生の最後の日までです。一年間続きました。

4年生の最初の日になぜか消滅しました。

このような状況の場合、暴力を使えば、状況が変わるのかもしれませんが、
私はあくまでも、理性で対応したかったのです。



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目的のものが買えなかった話 [小学校]

小学校3年生の新しい学年が始まった日のことです。

1年生・2年生は担任の先生が女性だったのですが、
3年生の先生は男性でした。
新鮮な気持ちとか、緊張した気持ちを感じていたことを思い出します。

その日、担任の先生から、「これから授業で使うノートは、
2年生までに使っていたノートとは違うものを使います、
5ミリ方眼のノートを使いますので、
明日までに買っておいて下さい」という話がありました。

その日の学校が終わり、
私は近所の同級生のK君と「5ミリ方眼」のノートを買いにいきました。

家から歩いて500メートルくらいのところに八百屋があって、
そこにノートが売っているのを知っていましたので、
そこに行きました。

八百屋につき、ノートのあるあたりの棚に行きました。
私はそれらしきノートをを手に取ったのですが、
それは「4ミリ方眼」のノートでした。
私は「5ミリ方眼」ではないからだめだと思い、
そのノートを棚に戻そうとしました。
すると背後から「それ、買ってもらわないと困るよ」という声がしました。
振り返ると、その店のおばさんがレジから声を上げていたのでした。

その時、私は手が汚れていて、ノートの触ったところが
手あかで汚れていたのでした。

私は4ミリ方眼のノートを持ってレジに向かいました。
いっしょにいたK君は「4ミリ方眼」のノートのとなりに積んであった「5ミリ方眼」のノートを
手にレジに向かいました。

次の日から授業が始まったのですが、
私は「4ミリ方眼」のノートに字を書きながら、
「5ミリ方眼」ならもっと大きい字で書けたのになぁと思っていました。

ちなみに、ノートについた手あかは消しゴムでこすったら消えました。



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人生勉強 [小学校]

小学校の4年生か5年生の頃のことだと思います。

学校が終わり、近所の同級生4~5人と家に帰っていました。
学校から私の家までは1キロくらいです。

学校から200メートルくらい歩いたところで、
信号待ちしている白色の軽トラックがあったのですが、
その運転手は同級生のS子さんのお母さんでした。

S子さんは私たちとは反対方向に住んでいましたので、
いっしょに帰っている中にはいませんでした。

S子さんのことを簡単に説明しますと、
見た目も行動も男まさりの女の子で、
男の子をケンカで何人もやっつけており、
粗野な雰囲気のある子でした。
多くの男の子がS子さんを怖がっている感じでした。

S子さんのお母さんはS子さんに見た目も行動もそっくりで
粗野な感じの人でした。
存在感のあるお母さんだったので、
私たちもよく知っていたわけです。

いっしょにいた同級生の一人がS子さんのお母さんに
「次の信号まで乗せてって」と言うと、S子さんのお母さんは
「いいよ」と言ってくれたので、
私たちは一人ずつ軽トラックの後ろの荷台にのぼりはじめました。

まず、片足を後ろの車輪の上に乗せ、
荷台のさくのようなところの上を両手でつかみ、
車輪に乗せた足とは逆の足をさくのようなところの上に乗せ、
さくのようなところの上からけり上がるように
荷台の上に飛び移るという感じで一人一人荷台にのぼっていました。

荷台の上にのぼるのは私が最後でした。
片足を後ろの車輪の上に乗せ、
荷台のさくのようなところの上を両手でつかもうとした時に
片足を乗せていた車輪が回転し、クルマが動き始めました。

私は回転する車輪に片足を巻き込まれてしまうか、
クルマから振り落とされてしまうかしそうでしたが、
とにかくさくのようなところの上をつかみ、
必死に這い上がろうとしました。

荷台の上の同級生は私を見て笑っていました。
私は大ケガするかもしれないというギリギリの状況で
全力を出し、荷台の上に上がることができました。

荷台に上がったあとも、やばかったなぁという感じでした。
同級生は私のことを笑っていましたけど。

S子さんのお母さんは、私がそんな状態になっていることに
気づいていませんでした。
私も同級生もS子さんのお母さんはにそのことを言いませんでした。

S子さんのお母さんは信号が青になってそのままクルマを出発させたんでしょうけど、
私たちが全員乗ったかどうかチェックする神経は持ち合わせていなかったようですね。
私はそれまで大人なら誰でもそういう配慮をしてくれるものだと信じていたようです。
こういう人もいるんだなぁということがわかりました。
身をもって人生勉強させていただきました。



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落し物ではなく落され物 [小学校]

小学校の5・6年くらいの頃ですけど、
学校の行事で夏にキャンプがありました。

そこのキャンプ場は、山のふもとみたいなところに
大勢が集まれる広場のようなところがあり、
そこから木の生えている山の中に入ると、
ところどころにテントを張る場所があるという具合でした。

キャンプでは4~5人が1つの班になり、
同じテントで寝ました。

1日目が終わり、
2日目ももう少しで終わりという時刻になりました。

私は何かの係になっていて、
同じ班の中で私だけが広場の近くで係の作業をやっていました。
同じ班の他の人はテントの中にいたのだと思います。

係の仕事がおわり、最後に広場に全員で集まらないといけないので、
私はテントに自分のリュックサックを取りにいきました。

すると、私の班の人たちがこちらに歩いてきていて、
S君が僕のリュックサックを差し出して、
「持ってきてあげたよ」と言いました。
その時、私はギョッとしてしまいました。
S君は僕のリュックサックを逆さまに持っていたんです。
リュックサックのポケットのチャックは開きっぱなしだったんです。
ポケットの中に入っていたものはだだ漏れではないか。

S君はリュックサックを親切心から持ってきてくれたんですけど、
ちょっと無神経すぎないかと思いました。
しかし、私はS君に怒るとか、いやみを言うことはできず、
感謝を伝えただけだったと思います。
S君の親切心は感じましたから。

それから、広場に全員が集まり、先生のあいさつがあって、
これでキャンプが終わりますという感じだったのですが、
その後、先生が続けて、「落し物がありました、これは誰のですか」
とあるものをみんなの前に振り上げました。

それは私のものでした。
リュックサックのポケットから落ちたものでした。
私は先生のところまで行き、それを受け取りました。

私が自分のところまで戻ると、
先生は続けて、「これも落ちていました、誰のですか」
と言いました。

それも私のものでした。
私は恥ずかしい気持ちを感じつつそれを取りに行きました。

私が戻ると、「次はこれです」と先生。

それも私のでしたが、恥ずかしくて取りに行けませでした。
落し物はそれ以外にも2個か3個あったのですが、
私は取りに行けませんでした。

みんなにそんなに落し物をするだめな人間だと思われたくなかったんですよね。



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なぞの出来事 [小学校]

小学生の頃ですけど、
三年生か四年生か五年生か、はっきりしないのですが、
夏休みの前に図書館で雲に関する本を借りました。
雲に関して科学的に説明してある本でした。
私はその頃、雲に興味があったんですかねぇ。
装丁は青色っぽくて、1センチくらいの厚さの本でした。
雲の写真がたくさん載っている本だったと思います。

私の家ではお盆休みに毎年泊まりで、母親の実家に行っていました。
母親の実家まではクルマで片道1時間くらいです。
私は雲に関する本を母親の実家に持っていきました。
今の私からすると、そんなもの持っていくなよという感じですけど。

お盆休みが終わり、夏休みが終わり、
私は図書館の本を返そうと本をさがしたのですが、
本が見つかりませんでした。

家族で家じゅうを探したのですが、
見つかりませんでした。

ひょっとして母親の実家に忘れてきたのではないかということで、
母親が実家に電話してくれ、
母親の実家でもかなりさがしてくれたと思うのですが、
見つからないということでした。

それからの日々は、図書館の本を返していないという罪の意識が私を苦しめました。
私はそのようなことで非常に悩んでしまうタイプなんです。

母親が学校に電話して、図書館の担当の先生に
図書館の本をなくしてしまいました、
なくした分は弁償しますのでということを言ったのですが、
図書館の担当の先生は、
弁償ではだめです、もともとの図書館の本を返して下さいの一点張りで
問題は解決しませんでした。

この先生も無茶なことを言うなと思いますね。

その後も不安な日々は続きました。

図書委員会の委員長(上級生)がこちらの方に歩いてくるのを見ると、
私に対して、本を返して下さいと言ってくるんじゃないかと思ったりしました。
実際に言われることはありませんでしたけど。
この委員長は長身でやさしそうな人でしたけど、
この時は私はこの委員長に対して、恐怖感を感じていました。

そんな不安な日々を送っていて、
ある日、学校から家に帰ると、
私の机の上にあの雲の本が置いてあったのでした。

これで私は不安な日々から解放されたのでした。

でも、雲の本を私の机の上に返したのは誰なのでしょう?
これはいまだになぞなんです。



タグ:小学生 なぞ
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